電気代から選ぶ 家電買い替えガイド
エアコンを電気代から選ぶ
エアコンを電気代から選ぶ
エアコンを設置・取替するとなると、初期費用は高額になりやすいものです。省エネエアコンに取り替えることで得られるメリットは、どの程度あるのだろうか?省エネエアコンに交換しても意味ないのでは?と迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここではまず、エアコンの電力消費の大きさについてまとめます。
今どきの省エネタイプのエアコンは10年前と比べると約17%の省エネ
家電製品を始めとする近年のエネルギー消費機器は、効率が大幅に向上しています。機器を購入する際に、省エネ型の製品を選択することが家庭の省エネにつながります。
外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合(使用時間:9時間/日)年間で電気30.24kwh省エネ、原油換算7.26L、CO2削減量13.33kg
冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度28℃)。年間で電気30.24kwh省エネ、原油換算7.26L、CO2削減量14.8kg
外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)年間で電気53.08kwh省エネ、原油換算13.38L、CO2削減量23.40kg
冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度28℃)。年間で電気40.73kwh省エネ、原油換算10.26L、CO2削減量17.96kg
フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較。年間で電気31.95kwh省エネ、原油換算8.05L、CO2削減量14.08kg
冷房や暖房を使わない時間帯に、エアコンをどのように設定すれば節電効果がありますか?例えば、外気温が快適なときに窓を開けるなど。
冷房や暖房を使わない時間帯に、エアコンを効果的に設定して節電効果を高める方法にはいくつかありますが、①外気温が涼しい夜間や早朝に窓を開ける:夜間や早朝には外気温が下がり、室内の温度を下げることができます。この時間帯に窓を開け、室内の空気を入れ替えることで、冷房や暖房を使わずに快適な温度を維持できます。 ②外気が快適な時にエアコンをオフにする:外気温が室内の設定温度に近い場合、エアコンをオフにして自然な気温で室内を快適に保つことができます。これにより、エアコンの使用時間を削減し、節電効果を得ることができます。③外気が暑い時間帯に窓やカーテンを閉める:外気が室内よりも暑い場合、窓やカーテンを閉めることで室内の熱を外に逃がさずに済みます。これにより、室内の温度上昇を抑え、エアコンの負荷を軽減することができます。これらの方法を組み合わせて利用することで、冷房や暖房の使用時間を減らし、節電効果を最大限に引き出すことができます。
エアコンのフィルターを定期的に清掃することが節電につながりますか?また、他にどのようなメンテナンスが節電効果につながりますか?
エアコンのフィルターを定期的に清掃することは、節電効果につながります。フィルターが汚れると、エアコンの効率が低下し、冷房や暖房の性能が悪くなる可能性があります。それにより、エアコンがより多くの電力を消費することになります。 定期的なフィルターの清掃により、エアコンの効率を向上させ、必要な電力を最小限に抑えることができます。通常は、フィルターが目詰まりし始める前に1〜2ヶ月に1回の頻度で清掃することが推奨されています。また、フィルターが破損している場合は、新しいフィルターに交換することも重要です。
エアコンの電源をこまめにオンとオフすることは、通常は節電にはつながりますか?
エアコンの電源をこまめにオンとオフすることは、通常は節電にはつながりません。実際には、エアコンが再び冷房や暖房を開始する際に、初めに必要な電力が多くかかるため、電力消費が増える場合があります。このような状況では、エアコンの効率が低下し、エネルギーの無駄が生じる可能性があります。代わりに、エアコンの電源をこまめにオンとオフするのではなく、設定温度を適切に管理し、エアコンを常に適切なタイミングで使用することが重要です。例えば、室内の温度が快適な範囲内に保たれている場合は、エアコンをオフにして自然な温度で室内を保つことができます。また、プログラム可能なサーモスタットを使用して、必要な時間帯に自動的にエアコンを制御することも効果的です。これにより、エアコンの効率を向上させ、節電効果を高めることができます。
室内を快適に保つために、エアコンの設定温度はどのように決めるのが最適ですか?また、夏と冬で設定温度を変える必要がありますか?
エアコンの設定温度は、季節や個々の快適性に応じて異なりますが、一般的なガイドラインは次のとおりです。 夏の場合:室温を屋外の気温よりもおよそ約4〜6°C 低く設定することが一般的です。これにより、涼しさを感じやすくなります。快適な室温は、一般的に約25〜26°C 以下が推奨されます。 冬の場合:室温を屋外の気温よりもおよそ約11〜14°C 高く設定することが一般的です。これにより、暖かさを感じやすくなります。快適な室温は、一般的に約20°C 以上が推奨されます。