エアコンvsオイルヒーター
~電気代の比較~

外に出れば風が冷たく寒いこの季節、せめて部屋の中は暖かくしてのんびりくつろぎたいですよね。 暖房を使う際に気になるのはやはり電気代ではないでしょうか。一概に暖房器具といってもエアコン、 石油ストーブ、ファンヒーターなど様々ですが、ここではエアコンとオイルヒーターのどちらがご自身の ライフスタイルにあっているのか、わかりやすく解説していきたいと思います。
- 要 約
-
- 電気代の計算式って、どうやってするの?
- エアコンとオイルヒーターの電気代比較してみよう!
- エアコン/オイルヒーターのメリット・デメリット
電気代の計算式って、どうやってするの?
参照:東京電力 http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/basic/charge/charge02-j.html
図:当社オリジナル
*口座振替でお支払の場合
1日の電気料金
参照:Panasonic http://csknowledge.panasonic.co.jp/app/answers/detail/a_id/9728
東京電力 http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/index-j.html
図:当社オリジナル
エアコンとオイルヒーターの電気代比較してみよう!
ここでは12月の季節を想定した1日の電気代をみていきましょう。
使用エアコン:Panasonic CS-224CF (http://panasonic.jp/aircon/housing/lineup/f/)
使用オイルヒーター:デロンギ ドラゴンデジタルスマート QSD0915-OR
(http://www.delonghi.co.jp/products/detail/id/395)
部屋の間取り:6畳
計算サイト:http://testpage.jp/m/tool/denkidai.php
*計算方法は上記の[1日の電気代]の計算式を使用
この表を見ても分かるようにエアコンとオイルヒーターの電気代は大幅に違いますね。値段だけを見るとエアコンの方がお財布にやさしいですが値段以外で比べるとどうでしょうか。
エアコンのメリット・デメリット

[温度の設定がしやすい]
エアコンは冷房・暖房の設定があるだけではなく除湿や自動運転などの機能があります。
環境省が推奨するエアコンの節電ポイントによると以下のような利点があります。
1日1時間、使用時間を減らした場合の省エネ効果(年間)
- 冷房(設定温度28℃)電気18.78kWh、原油にして4.73L CO2削減量7.8kg
- 暖房(設定温度20℃)電気40.73kWh、原油にして10.26L CO2削減量16.8kg
※電力の排出係数0.413kg-CO2/kWhで試算
環境省 http://funtoshare.env.go.jp/setsuden/office/saving01.html
これを見てもわかるようにエアコンの多機能性を活かして節電・節約・環境貢献などを期待することができます。
また、扇風機やサーキュレーターを使えば体感温度が変化し、さらに効果を得ることができます。

[空気を直接暖めるため乾燥しやすい]
エアコンを使うと、肌やのどの乾燥にお悩みの方もいらっしゃるかと思います。しかも冬は乾燥によるインフルエンザやノロウイルスの感染も懸念されますね。これらの対策のため加湿器が必要となり、更なる出費へ繋がりかねません。
エアコンの仕組みは、気化熱という「液体が気化する際に周辺から吸収する熱量」を利用して「物質の三態」(図は下)という気体・液体・固体の循環によって空気を温めたり冷やしているのです。そのため、水蒸気を同時に発する石油ストーブと異なり、エアコンは部屋の空気そのものが変化してしまうので乾燥を呼び起こしてしまうのです。
オイルヒーターのメリット・デメリット

[小さなお子様、お年寄りのいる家庭に最適]
オイルヒーターの原理は機器に内蔵されたオイルを電気で温めて循環させ、放熱させる暖房器です。どうしても部屋の空気を乾燥させてしまうエアコンと比べると、オイルヒーターは輻射熱の遠赤外線効果で、体を温めることができます。また、安全性という面から見ても、燃料は電気を使用するため本体製品からの引火・一酸化炭素の発生の心配もありません。そのため、面倒な換気の必要がなく「安全」で「快適」な空間を維持することができます。
[どこでも使える]
エアコンを使うにはどうしても設置するときに、壁側や室外機を置ける場所などに限られてしまいます。
「廊下を暖かくしたいけど、エアコンでは手足が温まらない・・・」という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オイルヒーターならコンセントがあれば、用途に適した所に設置することができます。

[広い部屋には適さない]
大型の会議室や体育館などの広い場所を暖めたいとき、オイルヒーターは逆効果です。というのもオイルヒーターは部屋全体をゆっくり暖め、温風を使わないためです。もちろん、空気を暖めずに部屋全体を暖めることができるので乾燥しにくいというのが利点ですが裏を返せば、機器本体が暖まるためどうしても広い空間では逆効果なのです。
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