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一家に一台は必ずある冷蔵庫。みなさんはどのように選んでいますか。今日環境問題や電気料金の増加という課題に対して、私たちができることは賢く日用品選ぶことではないでしょうか。
環境に配慮した冷蔵庫選び
①環境に配慮した冷蔵庫
グリーン購入法が平成12年に制定され、環境に配慮した製品を購入する際のひとつの指標になっています。また統一省エネラベルを見ることで、その製品がどれだけ省エネを達成しているかを比較することができます。
フロンとは冷却材として開発された、炭素、フッ素、水素から成る化学物質です。これらの物質はオゾンホール、大気汚染の原因になっています。そこで現在は、冷却材、断熱材にフロンを使わないノンフロン冷蔵庫が普及しています。
真空断熱材使用の冷蔵庫
省エネを達成するために、真空断熱の技術を使い高断熱を達成する冷蔵庫が開発されています。冷蔵庫の周囲が暖かいと、その暖かい空気が冷蔵庫の壁を通して、冷蔵庫内に少しずつ進入してきてしまいます。冷蔵庫内の温度が上がれば、冷蔵庫がより多くの冷気を内部に送り込まなければならなくなってしまいます。そこで断熱性が優れていれば、その必要性がなくなり省エネを達成できます。
②電気代比較
※あくまでも目安としての金額であり、実際の消費電力量や電気代に関しては、お使いの冷蔵庫、および設置環境や使用方法によって増減することをご留意ください。
上記のデータより、近年の省エネ家電冷蔵庫の年間消費電力量にさほど変わりはありません。しかし、年間電気代は三菱電機が割高で、日立やシャープが安くなっています。大手家電製品メーカーでは近年、省エネを実現する冷蔵庫の生産を促進しています。日立では、真空チルドルームと呼ばれる、冷蔵庫から出る霜を再利用する性能をつけた冷蔵庫を開発し、省エネを実現しています。
③冷蔵庫の電気代を節約するコツ
冷蔵庫は24時間稼動し、毎日使用するものなので、使い方一つで電気代の節約や、食料や飲料を新鮮に長期間保つことができます。
- 食品を冷蔵庫内に入れすぎない
冷蔵庫に食料や飲料水がありすぎると、冷気が効率よく循環しなくなります。また物を探すのにも時間がかかり、ドアを開けている時間が長くなります。その結果、電気代が増してしまいます。
- 冷蔵庫を壁から離して設置する
冷蔵庫と壁に隙間がないと、冷蔵庫が上手に放熱できずに余計な冷気を追加で使用しなければならず、非常に効率が悪くなってしまいます。経済産業省のホームページでは冷蔵庫と壁の隙間を5cmに推奨しています。
- 古い製品は新しいものに変えよう
近年の冷蔵庫はどれも省エネを実現しており、それに伴い電気代の節約にもつながっています。日本では消費税の増加や、2016年の電力自由化に伴い、消費者それぞれの選択肢の幅が広がります。そこで賢く製品を購入することや行動することで、省エネ社会は達成されていきます。
引用:http://www.sharp.co.jp/reizo/feature/choose.html
https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/a04_26.html