電気代の節約コラム

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家庭の電気代節約のカギは液晶テレビ

公開日:2023/06/06 (更新日:2024/01/10

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家庭に一台は必ずあるテレビ。家庭におけるテレビの電気使用量の割合は8.9%で、冷蔵庫、照明器具の次に使用電力量が高い家電です。テレビはブラウン管テレビ、プラズマテレビ、液晶テレビ、4K液晶テレビなど時代とともに変化・進化を遂げていきましたが、家庭のテレビの占める電気使用量は高いままです。毎日の生活の中での情報源ともいえるテレビはやはり使用量が多くなってしまいますが、ちょっとした知恵や工夫を持っていれば電気代節約に大きく貢献してくれる家電でもあります。

節約の知識:電力量の削減

電気代が高いといわれる液晶テレビですが、実は2006~2014年にかけてグラフにしてみると60%以上の電力量削減に成功しています。

資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2014年冬版」より価格.comが作成

節約の知恵:省エネ機能

液晶テレビが電力量削減を成功したのは、いくつかの機能を搭載したからです。省エネ機能によって、中には待機時消費電力が1W以下やほぼ0Wというものもあります。

代表的な機能: ?無信号自動オフ 一定時間信号がないと自動的に電源を切る機能。 ?無操作電源オフ 一定時間操作がないと自動的に電源を切る機能。 ?明るさセンサー 周囲の明るさを検知してディスプレイの明るさを自動調節する機能。 ?LED搭載 バックパネルに消費電力が小さいLEDを搭載して省エネ化を実現。

節約術1:テレビの買い替え
搭載された技術によって進化した液晶テレビに買い替えるだけでも省エネにつながります。 また、液晶テレビを買い替えるときに省エネ基準達成率をチェックして選べばより電気代節約につながります。
「省エネ基準達成率」とは 省エネ基準達成率とは省エネ目標基準値をどのくらい達成しているかを%であわらしたものです。
製品ごとに省エネ法に基づいて定められており、液晶テレビの場合は画面の大きさや付加機能(動画表示速度、画素数、録画機能)に分けられています。区分ごとに省エネの目標基準値が設定されており、省エネ基準達成率が高いほど(多段階評価の★の数が多いほど)省エネ性に優れ、年間電気料金が安くなります。

節約術2:画面を暗くする
テレビ(32V型)の画面の輝度を最大から中間にした場合、年間で27.10kWhの節電となり 料金にすると 約730 円 の節約になります。
テレビの画面は明るいほど電力を使うため、料金も高くなります。また、こまめに画面の掃除をすることも大切です。ほこりがたまると画面が見えにくくなり画面を明るくしがちになるためです。

節約術3:見ないときは消す
1日1時間(32V型)テレビを見る時間を減らした場合、年間で16.79kWhの節電となり 料金にすると 約 450 円 の節約になります。
この時にリモコンで切った場合、待機電力がかかってしまいます。待機電力とはテレビを使っていない間の電力のことです。この待機電力を節約するために主電源を切るのがおすすめです。
さらに節約したい方はコンセントを抜くとよいのですが、テレビを見るたびにコンセントを指すところから始めるのは面倒かもしれません。

要約

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